トランプの憂鬱

トランプ関連のニュースが続いてる。


ただ、こんなのもいまのうちだけで、すぐに次のニュースが出れば忘れ去られ、また来年の就任式の時に再発するという、いつもの日常だ。博多の陥没事件は、トランプの当選で霞んでしまったなあ。

 

さて、トランプが勝ったのは、いろいろ分析されてるけど、あの暴言なんだよ。どういう意味か。

 

クリントンが負けたのは、なんかいけすかないババアだと思われてた要因が大きいと思う。だって全米一のセレブファミリーのくせして、「私たちは人種関係なくみんな平等だ」みたいな白々しいこと言って、「お前なんか、一回の講演に3500万円要求するようなヤツじゃん、この偽善者!」って感じ。そこが見透かされたのよ。

 

でも、金持ち具合から言ったらトランプだって負けず劣らずの相当な金持ち。トランプ一家なんて、もう見ただけで、金髪美形がずらっと並ぶセレブファミリー。

 

そこで、トランプはうまいんだな。暴言を吐いて、自分を最低なヤツと演出することで、あの金持ち度を見事にロンダリングしてるの。99%の有権者が持つ金持ちへの潜在的な反発感をうまいこと中和できたんだよね。なかなかの頭脳犯ですな。